生後一か月、お宮詣りで神様へ扇を奉納することにはじまり、かつては今以上に人生の中で扇子が登場していました。 七五三詣でも子供たちは童用扇子を持っていました。 京都では十三歳の十三詣りを境に、扇子も大人用に変わったそうです。 結納前に交換する扇子は、新郎に「白扇」、新婦に「金銀扇」を贈ります。 婚礼のとき新婦が持つ扇子は、災いから身を守る魔除けの意味もあるそうです。 還暦(六十歳)、古希(七十歳)などを祝うときに、披露の扇子を配るのも日本ならではの風習です。
扇子はその形から「末広」と呼ばれ、縁起物とされています。
人生の節目に、ご贈答に是非、よしかわの京扇子「洛華扇」をご用命くださいませ。